災害時の必需品!アルミブランケットの特徴とその用途
アルミブランケットとは?
防災グッズに欠かせないアイテムのひとつである「アルミブランケット」は、「エマージェンシーブランケット」とも呼ばれています。アルミ製のシートで、44g程度の軽さです。折りたたんだ状態では手のひらサイズにもかかわらず、広げると2m×1.3m程度になり、大人一人が羽織るには十分な大きさになります。
アルミブランケットの特徴
アルミブランケットはペラペラの素材なので本当に使えるのか不安に思われる方もいるかもしれませんが、優れた特徴を持つ製品です。ここからは代表的な3つの特徴をご紹介します。
断熱効果
アルミブランケットの一番の特徴が、断熱効果が高いことです。そのため防寒対策には必須のアイテム。人間は体温が下がると体力を消耗してしまうので、寒さ対策は万全にする必要があります。アルミブランケットは風を通さず、繊維毛布と比べて約5~6倍の保温力を持つので、体に巻き付けて使うと体温の低下を防ぐことができます。
防水効果
アルミブランケットは水をはじくため、レインコートと同じように頭や体にまとうことで、雨具として使用可能です。
手のひらサイズで軽い
災害時に毛布が支給されることがあると思いますが、支給されるまでに時間がかかる場合も。避難所だと体育館などの床に寝る可能性もあります。そんな時、アルミブランケットを持っていれば不安も少しは解消するのではないでしょうか。アルミブランケットはポケットティッシュと同じくらいの手のひらサイズなので、かさばりません。非常用の持ち出し袋に入れるだけでなく、非常時に備えて普段からカバンに入れておくのもおすすめです。
アルミブランケットの用途
アルミブランケットはその特徴を活かして様々なシーンで使用できます。ここからは災害時と平時におけるアルミブランケットの使い方についてご紹介します。
災害時の寒さ・暑さ対策
アルミブランケットは防寒効果に優れているため、寒さ対策にはぴったりのアイテムです。
また銀色は熱を反射する性質があります。炎天下ではアルミブランケットの片側(金銀2色の製品の場合は銀色側)を外側に向けると、熱を遮断します。暑さ対策としても効果的な製品です。
災害時のプライバシー確保
避難所ではプライバシーの確保が難しいといわれています。アルミブランケットを使えば、着替えや授乳のスペースの確保や目隠しができます。また、仮設トイレでは夜間の明かりで中が見えてしまうこともありますが、アルミブランケットで覆えばその心配もありません。
三角巾などの代用品に
アルミブランケットは折りたためるので、三角巾のように折ってケガをした部位を固定できます。製品によっては耐荷重が100~160kgのものもあるので、ケガ人の搬送用担架として使うことも可能です。さらに、細く縛ると非常用ロープにも変身します。
レジャーに
登山やアウトドア、さらにコンサートやスポーツ観戦などでもアルミブランケットは大活躍。敷物や急な雨が降ってきたときの雨具として使えます。また寒空の中でのスポーツ観戦や天体観測時の寒さ対策としてもおすすめです。
まとめ
今回は、アルミブランケットの特徴と用途についてご紹介しました。
防寒、防水、断熱の性質を持つアルミブランケットは災害時だけでなく、日常でも使える場面が多くあります。軽くて小さいので持ち歩きにもおすすめです。100円ショップでも手に入れられるので、まだアルミブランケットを持っていない方はこの機会にご用意してみてはいかがでしょうか?
銅加工をはじめとした金属加工を手がける「株式会社ハタメタルワークス」では、アルミニウム製品の加工にも対応しております。お気軽にご相談ください。