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銅の抗菌作用で健康維持!知られざる銅のパワー

銅の抗菌作用で健康維持!知られざる銅のパワー

銅の抗菌作用で健康維持!知られざる銅のパワー

金属加工の素材として、広く認知されている「銅」。

身近な金属である銅に、すぐれた抗菌作用があることをご存知ですか?その作用は、私たちの暮らしのさまざまな場面で活用され、人々の健康維持に役立っています。

今回は、知られざる銅の抗菌作用とその活用方法についてご紹介します。

銅の抗菌作用について

金属の抗菌作用が発見されたのは、なんと19世紀。スイスの生物学者・ネーゲリーが、水などに溶け出した微量の金属イオンが細菌類の働きを抑える「微量金属作用」を発見しました(参考:一般社団法人 日本銅センター)。金属の中でも極めて高い抗菌作用を持つ銅は、今なお研究が重ねられ、A型インフルエンザやノロウイルス、病原性大腸菌O‐157など、ウイルス・細菌の不活化にも効果的であることがわかっています。

こうした作用はアメリカ政府にも認定されており、2008年3月に米国環境保護庁より「銅、真鍮、ブロンズなどは人体に有害な致死性のある病原体を殺菌し、公衆衛生に効果がある」との表示が法的に認可されることとなりました(参考:一般社団法人日本銅センター)。

身近にあります、銅製品

このすぐれた抗菌作用を利用した銅製品は、私たちの暮らしにも大いに役立っています。

もっとも身近な銅といえば、なんといっても10円玉硬貨。その他、5円玉や100円玉などの硬貨も、銅を主成分とする銅合金で出来ています。多くの人の手に渡る硬貨ですが、銅の作用により細菌の繁殖がおさえられ、清潔な状態が保たれているのです。

その他にも、細菌の繁殖によるぬめり・悪臭を抑えるため、流し台のバスケットや三角コーナーに銅が使われていたり、マスクや手袋などの衛生商品に銅繊維が織り込まれていたりと、多岐にわたって活用されています。

ますます期待!銅の活用方法

ほかにも、銅の性質を利用した取り組みが、各分野で積極的に行われています。

院内感染対策

2005~2013年、北里大学病院にて銅および黄銅製の部材を設置し細菌の培養検査を行ったところ、銅製品を設置した場所の細菌数が明らかに減少(参考:一般社団法人日本銅センター)。とくに湿度が高い環境下において高い効果を発揮することがわかり、病院や医療機関での院内感染対策に有効であることが明らかとなりました。

寄生虫、微生物への対策

銅の効果が発揮されるのは、ウイルスや菌だけではありません。

蚊やボウフラ、ナメクジ、フジツボといった生物にも効果があります。貝類の付着を防止するため船底の塗料に銅を配合したり、海藻を寄せつけないよう銅合金製の漁網が使用されたりと、抗菌作用と同じメカニズムによる生物学的効果を利用した、ユニークな試みが行われています。

人体に欠かせない栄養素・銅

銅の有用性は抗菌作用だけにとどまりません。

体内でも、健康を維持するために欠かせない栄養素として、重要な役割を果たしています。血液中のヘモグロビンを作るには鉄が必要ですが、鉄の利用を手助けするのが銅。鉄と銅の両方が必要であり、鉄だけで正常な血液を作ることはできないのです。

銅はふだんの食事から自然に摂取できる成分ですが、欠乏すると、銅欠乏症貧血や動脈硬化、発育不良を引き起こします。バランスの良い食生活を心がけましょう。

まとめ

銅の持つすぐれた抗菌作用と、その活用方法についてご紹介しました。

昔から人々の健康維持に貢献してきた銅。その特性を生かした斬新なアイデアに、今後も期待が高まりますね。

「ハタメタルワークス」は、金属加工の中でも銅に特化した、銅加工のプロフェッショナル。

今後も、魅力あふれる素材・銅を扱う会社として、高品質でローコストな価値ある製品をお客様に提供するため尽力してまいります。

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